釧路は「アイスホッケーの街」として知られるスポーツの街
釧路市は、北海道東部に位置する自然豊かな都市でありながら、スポーツが暮らしに深く根づいた地域です。中でも象徴的なのがアイスホッケーで、かつて日本製紙クレインズが本拠地としたこの街には、今も競技団体や施設、ジュニア世代を中心とした大会文化が息づいています。
夏には市内各所の無料パークゴルフ場が市民の憩いの場となり、通年ではスポーツ振興財団の教室や総合型地域スポーツクラブが幅広い世代の運動習慣を支えています。本記事では、公式に確認できる施設・団体・大会情報をもとに、釧路の市民スポーツの楽しみ方を紹介します。
施設ごとの詳しい料金や設備は釧路のスポーツ・フィットネス施設ガイドでも紹介しているので、あわせて参考にしてください。
冬に楽しむ氷上スポーツ
アイスホッケー:クレインズが刻んだ歴史と今
釧路のアイスホッケーの歴史は1949年、十條製紙釧路工場のアイスホッケー部として始まりました。1993年に企業合併を経て「日本製紙クレインズ」に改称し、全日本選手権7回、アジアリーグ4回の優勝を誇る強豪チームとして全国にその名を知られましたが、2019年3月末をもって69年の歴史に幕を下ろし廃部。後継の「ひがし北海道クレインズ」も2022-2023シーズン後に活動を休止しています。
現在、釧路を拠点とするトップリーグのチームはありませんが、釧路アイスホッケー連盟のもとで競技活動は続いており、小学生を対象とした「釧路市長杯少年アイスホッケー大会」や、大学・高校チームによる交流戦と小学生向けアイスホッケースクールを組み合わせた「くしろタンチョウカップ」(ユタカアイスアリーナくしろで開催)など、ジュニア世代の育成を目的とした大会・イベントが継続的に開かれています。会場となるユタカアイスアリーナくしろやKKS釧路厚生社アイスアリーナ(柳町アイスホッケー場)は、大会がない時期には一般利用もできる施設です。
個人でも楽しめるスケートリンク
釧路市柳町1-1の柳町公園内には、日本スケート連盟公認の「釧路市柳町スピードスケート場」(利用期間11月1日〜3月15日)と、隣接する「KKS釧路厚生社アイスアリーナ」(柳町アイスホッケー場、利用期間6月1日〜3月31日)があり、いずれも個人での滑走利用が可能です。冬の釧路では、子どもから大人まで気軽にスケートを楽しめる環境が整っています。
釧路スケート連盟(KSF)は、市長杯争奪少年団大会や釧路市小中大会などスピードスケート・ショートトラックの大会を主催していますが、その多くはジュニア・選手層を対象とした競技会です。初めてスケートに触れる子ども向けには、釧路市スポーツ振興財団が幼稚園児・小学校低学年を対象とした少年少女スケート教室を開講しています。
カーリング施設とゲートカーリング
釧路市音別町のスケートリンク場には、スピードスケートリンクとあわせてカーリング場が併設されています。開設期間は毎年12月20日〜翌年2月20日で、個人利用は無料。貸切利用の場合は事前予約と申請が必要で、カーリング場は1時間580円で利用できます(音別生涯学習課へ要問い合わせ)。
このほか、市内の地域スポーツ推進協議会では、氷上ではなく床の上で行うニュースポーツ「ゲートカーリング」を、主に60歳以上の方を対象とした軽スポーツ教室として開催しています。用具を使い誰でも取り組みやすいことから、地域の交流の場としても親しまれています。
夏から秋に楽しむパークゴルフ
釧路市内には、クラブ1本とボール1個で気軽に楽しめるパークゴルフ場が複数あり、多くが無料開放されています。代表的なのが新釧路川緑地内にある「河畔パークゴルフ場」で、4コース72ホールを備え、利用期間は5月20日〜10月31日、使用料は無料です。このほか鳥取10号公園、緑ケ岡公園、柳町、雲雀丘、音別町にもパークゴルフ場が整備されており、雪解けとともに多くの市民が訪れます。
大会も開かれており、河畔パークゴルフ場では地元協会主催の「協会長杯大会」が男子・女子の部に分かれて実施されています。日頃コースに通う愛好者が腕を競う場として定着しており、結果は釧路の地域メディアでも報じられています。
走る・泳ぐスポーツ環境
釧路市広里にある「釧路市民陸上競技場」は日本陸上競技連盟第2種公認のトラックで、釧路地方陸上競技協会が記録会や大会を主催しています。参加できる種目や部門は大会ごとに異なるため、最新の開催要項は同協会の公式サイトで確認しましょう。
夏の代表的なランニングイベントとしては、釧路湿原マラソンが挙げられます。1973年から続く歴史ある大会で、湿原の景色を眺めながら走れるのが魅力です。詳しいコースや参加方法は専用記事で詳しく紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。
水泳を楽しめる公共施設としては「釧路市鳥取温水プール」があり、通年で市民が利用できます。
誰でも参加できるスポーツ教室・クラブ活動
釧路市スポーツ振興財団のスポーツ教室
釧路市柳町1-1を拠点とする一般財団法人釧路市スポーツ振興財団は、通年でスポーツ教室を開講しています。ヨガ、エアロビクス、ピラティス、バレトン、健康体操(45歳以上対象)など、運動初心者や体力に自信がない人でも参加しやすいプログラムが曜日ごとに用意されているほか、小中学生向けのバスケットボールアカデミーも実施しています。ジム施設の情報は釧路のジム・フィットネス完全ガイドでも詳しく紹介しています。
総合型地域スポーツクラブ
釧路市内には、地域住民が主体となって運営する総合型地域スポーツクラブが複数活動しています。サッカーを中心とした「釧路リベラルティ」、生後6か月から参加できる体操・トランポリンなどのプログラムを持つ「トレスタ」、ソフトテニスや卓球、空手、バドミントンなど多種目を展開する「桜が丘ひぶなクラブ」、赤ちゃんから高齢者・障害のある人まで幅広く受け入れる「とらいあんぐる946」などがあり、月会費制で複数の種目に参加できるのが特徴です。
地域スポーツ推進協議会と軽スポーツ
釧路市内の全25小学校区には地域スポーツ推進協議会が組織されており、学校施設を活用した「地域開放」で軽スポーツ活動を行っています。ゲートカーリングやボッチャなど、高齢の方でも取り組みやすいニュースポーツを中心とした教室も実施されており、地域ぐるみの体力づくりの場として定着しています。
大会・イベント情報の集め方
釧路の市民スポーツに関する最新情報は、釧路市公式サイトのスポーツ振興ページ、釧路市スポーツ協会、一般財団法人釧路市スポーツ振興財団の各公式サイトで確認できます。競技ごとの大会日程は、釧路アイスホッケー連盟や釧路スケート連盟、釧路地方陸上競技協会など各競技団体のサイトに詳しい要項が掲載されることが多いので、興味のある競技のサイトをブックマークしておくと見逃しを防げます。
パークゴルフ場や公共プールなど施設の利用期間・料金は年度によって変更される場合があるため、訪れる前に釧路市公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。
よくある質問
Q1. 釧路には今もプロのアイスホッケーチームがありますか?
A: 本拠地だった日本製紙クレインズは2019年3月に廃部し、後継のひがし北海道クレインズも2022-2023シーズン後に活動を休止しているため、現在釧路を拠点とするトップリーグのチームはありません
Q2. カーリングを体験できる施設はありますか?
A: 釧路市音別町のスケートリンク場にカーリング場が併設されており、個人利用は無料で楽しめます(貸切利用は事前予約が必要)
Q3. パークゴルフは誰でも無料で遊べますか?
A: 河畔パークゴルフ場など市内の公共コースの多くは無料開放されていますが、利用期間が定められているため事前に釧路市公式サイトで確認するのが確実です
Q4. スポーツ初心者でも参加できる教室はありますか?
A: 釧路市スポーツ振興財団がヨガやエアロビクス、健康体操など体力に自信がない人向けの通年教室を複数開講しており、初心者でも参加しやすい内容です
公式サイト・参考リンク
※本記事記載の料金・日程・団体情報は執筆時点で確認できたものです。最新情報は各公式サイトでご確認ください。






